日本国内で広がる戸惑いの声

日本政府による尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化に反発する大規模デモが中国で続いたことに対し、日本国内で戸惑いの声が広がっている。

タカギ・ミカさん(40)は5歳の息子に「中国の人って悪い人たちなの?」と尋ねられたことをきっかけとして、報道の内容や今回の事態の背景について考えるようになったという。

日本のメディアは連日のように、北京の大使館前に集まった大勢の人たちが瓶や卵を投げつける映像や、中国各地で日系企業の店舗などが取り囲まれたり略奪されたりする映像を流してきた。

ヤマシタ・キヨシさん(65)は「過去に日本が中国を侵略したことに対して中国人が怒るのは分かる。しかしそれは過去のことだ」「日本も米国が落とした原爆の犠牲になったが、そのことに対して米国を非難し続けたりはしない。それが戦争だ」と指摘する。

中国では過去にも反日デモが繰り返されているが、今回ほど連日にわたり、激化したのは初めて。大学生のサイトウ・ショウタさん(22)はデモを見て恐怖を感じ、中国旅行の計画を考え直したという。

ただ、中華街のある横浜市に住み、中国人の友人もいるというサイトウさんは、中国人がすべて日本人を憎んでいるわけではないと分かっているとも話す。「一 握りの過激な人たちが過剰反応しているだけだと思う」「日本が好きな人もたくさんいるはずだから、私の中国人に対する見方は変わらない」。

両国間の対話の欠如を問題とみる意見もある。フジモリ・アヤさん(26)は「相互の対話が不十分なまま、それぞれ自分たちで結論を出しているからこうなったのでは」と問いかける。

前出のヤマシタさんも、尖閣諸島は「歴史文書に記された証拠がある」という理由で日本の領土だと確信しているとしながらも、今のような争いは「馬鹿馬鹿しい」との考えで、両国が問題の解決に向けて真摯(しんし)に話し合う必要があると訴えた。

フジモリさんはメディアの報道の在り方にも疑問を投げ掛け、「メディアは派手な動きばかりを見せているようだ」「(中国には)反日の人もいれば、そうでない人もいるはず。後者の人の声を聞きたい」と不満を募らせる。

タカギさんは子どもの問いをきっかけに、「中国と日本の過去について私たちが理解していないこともあるかもしれない。だからお互いに分かりあうことができ ないのでは」と考えるようになった。子どもには「中国の人は悪い人たちではないよ。みんながもっとうまくやれるようになったらいいね」と言い聞かせている という。

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